都築杢之進 池松壮亮

1990年7月9日生まれ。福岡県出身。『ラスト サムライ』(03)で鮮烈のデビュー。以来、さまざまな作品でその圧倒的な演技力で観客を魅了している。14年には『紙の月』、『愛の渦』、『海を感じる時』、『ぼくたちの家族』と注目作品に次々と出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞助演男優賞等を受賞。その他に『バンクーバーの朝日』(14)、『劇場版 MOZU』(15)、『セトウツミ』(16)、『デスノート Light up the NEW world』(16)、など話題作に立て続けて出演。17年には『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』に出演し、第9回TAMA映画賞にて最優秀男優賞、第39回ヨコハマ映画祭にて主演男優賞を受賞。18年は第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した『万引き家族』に出演のほか『君が君で君だ』、『散り椿』と多数の作品に出演。日本映画界になくてはならない存在である。

ゆう 蒼井優

1985年8月17日生まれ、福岡県出身。99年にミュージカル「アニー」で舞台デビュー。のち01年に『リリイ・シュシュのすべて』のヒロイン役で映画デビューを果たす。以降、『花とアリス』(04)、『ニライカナイからの手紙』(05)、『フラガール』(06)などで主演を務め、『フラガール』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞した他、数々の賞を総なめにした。山田洋次監督『おとうと』(10)と『東京家族』(13)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年の主な映画出演作に、『オーバー・フェンス』(16)、『アズミ・ハルコは行方不明』(16)、日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞した『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)など。8月17日に公開された『ペンギン・ハイウェイ』など、アニメーション映画への声の出演も多い。また舞台での活躍も目覚ましく、「あわれ彼女は娼婦」(16)、「アンチゴーヌ」(18)など話題作に出演。

源田瀬左衛門 中村達也

1965年1月4日生まれ。富山県出身。カリスマ的ロックバンド「BLANKEY JET CITY」のドラマーとして注目を浴びる。現在は斉藤和義(vo,g)との無頼派ユニット「MANNISH BOYS」や、チバユウスケ(g)、イマイアキノブ(g)と結成した「The Golden Wet Fingers」、KenKen(b)とのバトル・ユニット「SPEEDER-X」、仲井戸麗市(g)、蔦谷好位置(key)らとの「the day」、自身のプロジェクト「LOSALIOS」などで精力的に音楽活動を行う。また、画家・黒田征太郎とのライブ・ペインティングや、舞踊家・田中泯との創作ライブなど、活動の幅を広げている。俳優業は、塚本監督『バレット・バレエ 』(98)でデビューして以来、野性味溢れた存在は引く手あまたで、主演映画『蘇りの血』(09)、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)、『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)、『悪と仮面のルール』(17)などがある。塚本監督とは前作『野火』(14)に続き3度目のタッグとなる。

市助 前田隆成

1996年4月8日生まれ。大阪府出身。大阪府立東住吉高等学校・芸能文化科にて三味線、箏曲、落語など古典芸能から現代芸能まで舞台芸術を幅広く学ぶ。高校卒業後、東京と大阪で舞台を中心に活動。主な出演作に倉本聰が作・共同演出を手掛ける富良野GROUP特別公演舞台「走る」など。特技は剣道とマラソン。本作にはオーディションで抜擢された。